みなさん、こんにちはこんばんは!Rinです!
今回は、世界からみた日本人の英語力についてEF EPIの結果に基づいて色々紹介していきたいと思います!
「日本人って世界と比べて何番目に英語ができるんだろう?」
「中国、韓国などのアジアの国々と比べて、日本人の英語力って優ってる?それとも劣ってる?」
「日本だけで比べたら、どの地域が一番英語力がある?また一番劣っている地域はどこ?」
こんな疑問に今回答えます!
データも、EF EPIという世界的に認めらているデータの結果から出たものなので、信用性もあると思います。
EF EPIからみた、日本人の英語力とは?
今回は、EF EPIから出されたデータを基にして、日本人の英語力について色々紹介していきたいと思います!
「日本人の英語力って世界と比べるとどの順位にいるんだろう?」
英語勉強していると、そういった疑問も出てくると思います!
今回は、そんな方のために、世界と比べた日本人の英語力の順位、日本だけで比べた英語力の順位などを知ることができます!
まず最初に、このEF EPIというものから紹介していきますね!
EF英語標準テスト、EF EPIってなに?
EF EPIを紹介する前に、まずEF英語標準テストから紹介していきたいと思います!
EF英語標準テストというのは、EF SETとも呼ばれており、
読解力とリスニング能力をはかるオンラインで受けることのできる英語テストになります。
このEF英語標準テストはCEFR(Common European Framework of Redernce)によって決められた6つのレベルのうちのどれか1つに分類されるようにつくられています。
その6つのレベルというものが上から、
1 非常に高い英語能力
2 高い英語能力
3 標準的な英語能力
4 低い英語能力
5 非常に低い英語能力
という6つにわかれていて、今回発表された順位もこれのどれかにそれぞれの国が当てはまっています。
お次に、EF EPI(EF英語能力指数)というのは、
上であげたEF英語標準テストを受験した成人の英語力の平均の国ごとのランキングを表したものです。
ちなみに、この調査に選ばれた人は、代表的な人が受けたものではなく、自らすすんで受験した人たちの調査結果に基づいて結果が出されています。
ちなみに、最新版のEF EPIでは、中央アジア、中南米地域を中心に13カ国が加わり、ランキングの調査対象は88カ国になりました!
2018年最新版のEF EPIの英語力ランキング発表!
最新版は2018年11月2日にEF EPIからランキングが発表されました!
EF EPI 2018 – EF 英語能力指数
88カ国のうち、日本は果たして何位だったのでしょうか?
順位は・・・・・。
49位でした!!
・・・・・・・・・・・・・・。
なんとも言えない順位ですよね?(TOT)
88カ国中49位です。
CEFRの4の低い英語力に入っています。
ちなみに、1位は北欧のスウェーデンでした。
日本の調査報告から見る日本人の英語力
EF EPI 2018 – EF 英語能力指数 – 日本
こちらから、日本の英語力を詳細に知ることができます。
順位は上にも上げたように、88カ国中49位・・・。(なんだか中途半端(T_T))
CEFRでは低いに分類されていて、EF EPIのスコアは51.80でした!
2011年~2015年までCEFRでは「標準の英語力」に分類されていたものの、2016年~最新バージョンの2018年にかけて「低い英語能力に」分類されてしまうことになりました。
3年連続で「低い英語能力」に入っているんですね^^;。
また、アジア圏で考えても21カ国中11位というなんともいえない結果になっています。
ちなみに、日本だけで英語力を考えて、
一番英語力が高い順にあげていくと
関東→中部→九州→関西→北海道→中国となっています。
関東が一番英語力が高い地域となっていて、逆に低い地域は島根山口岡山などがある中国地方となっています。
アジア圏と比較した日本人の英語力は!?
お次は、地域別にランキングを見ていきましょう。
1位はスウェーデンと述べましたが、スウェーデンだけでなく周りにある国々、ヨーロッパ地域は5つの地域の中で最も英語力が高い地域とされています。
驚くことに、CEFRの一番上のレベル
「非常に高い英語レベル」に入っている27カ国中22カ国がなんとヨーロッパ地域なんです!^^;
確かに、アジア圏や中東アフリカなどと比べても、ヨーロッパに住んでいる人々は英語能力が高いなとは思います。
多くの人が母国語+英語を話すことが当たり前の地域と言ってもいいでしょう。
ちなみにアジア圏内ではどうでしょうか?
なんとアジア圏の英語能力はヨーロッパに続けて2位となっています。
ですが喜ぶのもつかの間、
なんとアジア地域はほかのどの地域よりも英語能力の格差が大きいです。^^;
つまり、地域別で2位にもなっているのにも関わらず、CEFRのレベルが「非常に高い」国もあれば「非常に低い」レベルもあり、色々混ざっているんですね。
アジア圏内のランキングを上から順にあげますね!
非常に高い
シンガポール
高い
フィリピン
↓
マレーシア
標準的
インド
↓
香港
↓
韓国
↓
ベトナム
↓
マカオ
低い
中国
↓
台湾
↓
日本
↓
パキスタン
↓
インドネシア
↓
スリランカ
↓
バングラデシュ
↓
タイ
非常に低い
カザフスタン
↓
ミャンマー
↓
アフガニスタン
↓
カンボジア
↓
ウズベキスタン
となっています。
シンガポールやフィリピンが英語能力が高いのは納得です。
なぜならどちらの国も英語が公用語化されているからです。
特に最近では英語を学ぶためにフィリピンに留学するケースもありますしね。
インドも旧イギリス領というのもあり、英語を話せる人は結構います。
私がこの順位を見て個人的にがっかりしたのは、中国や韓国などに負けている点です。^^;
別に敵対視しているわけであありません。
ただ普段から
ニュースでもよくお互いの国について取り上げられることが多いですが、英語力は中国や韓国に比べて低いということが、このEF EPIの結果からわかり、「そうなんだ^^;」としみじみ思いました。
さらに日本は世界と比べても先進国であり、英語力抜きで考えるとトップに位置してもいい国です。
ですがこの英語力のランキングでは日本より下の国は中東アフリカなどの発展途上国の国や未だに戦争している国が多いんですよね。
英語能力だけのランキングを見てしまうと、日本は先進国じゃないんじゃないかと思わされてしまいます。
英語能力が低いに分類された日本。将来一体どうなるのか?
今回の88カ国中の49位というランク。
本当になんともいえないランクです^^;笑
他のアジア圏の国は少しずつ上にランキングされているのにも関わらず、日本は停滞気味、いやむしろ落ちていっていると思います。
49位というなんともいえない位置にランク付けされてしまった日本ですが、日本では英語教育が全くされていない、ということではありませんよね?
義務教育で英語を学び、英会話スクールやオンライン英会話、英語教材があふれかえっていて英語の需要は高まっていると思います。
それなのにも関わらず、英語力は他の国と比べてだんだんとランクが落ち続けている・・・。
こういった理由として私は2つの問題があるからだと思っています。
1つ目は、日本は他の国と比べると、
「英語を勉強する動機が薄い、もしくは勉強しなくても生きていける国」だからです。
基本的に日本は先進国であり、日本だけで生活していくなら英語を話さなくても日本語だけ話せれば生きていける国です。
逆に他の地域では英語に依存しないと経済が成り立たないといった国もあります。
そのために英語を学ぶのは必須として勉強するので、意気込みが違うのかなと。
2つ目は日本の英語教育の問題です。
基本的に日本の義務教育で教わる英語学習というものは、「英語文法」「読解」などの授業に重きをおいて、アンバランスな英語の勉強の仕方だなと、実際に日本の中高で英語を学んで思ったことです。
そういったアンバランスな英語学習の仕方だから、大学生になっても、社会人になっても英語を話したりすることを積極的にはできないのではないかと。
本当のグローバル人間になるには、今までの日本が行ってきた「読み書き」だけの授業ではなく、スピーキングやリスニングも取り入れた生徒が自ら積極的に進んで参加するような授業にしていかないと、日本の英語力はずっと変わらないと思います。
要するに受け身の授業ではなく、一人ひとりが参加する積極的な授業にしていくべきです。
また、日本でずっと住んでいると、日本で就職してそのまま日本で働くというのが今までの多くの日本人がすることですが、終身雇用制度も崩れてきている中、
今若い子達が目指すべきは他の国に負けない精神、どこでもやっていけるという自信を持って、グローバル市場での就職を試みたり、英語は特別なものではなく話すことが当たり前のことという考えを持つように教育していくことで、他の国にも負けない人間になることができるのではと思います。
まとめ!
みなさんは今回紹介したEF EPIの日本人の英語力ランキングを見てどう感じましたか?
決して日本はアジア圏の国と比べても劣っている国ではないと思います。
むしろ先進国でとても優秀な国だと思います!
ですが、もっと日本が他の国から評価されるにも、あらためて国全体で「英語力」について向き合わなければいけないのではと思っています。
それも、英語力と言ってもただ単純に「スピーキング、リスニング」などと言ったそのものの英語力だけではなく、グローバルな考え方とかそういったものを含めて教育していくことが大切かなと思います。(*^_^*)