英語では理由を表すときにAs/SinceやBecauseを使って表すと思いますが、実はこのAs/SinceとBecause、それぞれちょっとした違いがあることを皆さんは知っていましたか?
今回は、理由として使われるAs/SinceとBecauseの違いをそれぞれ紹介していきたいと思います。
理由を表す「As/Since」と「Because」の違いって?
As/Since、Becauseそれぞれ「~なので」といった理由を表すときに使われるのです
が、それぞれ微妙にニュアンスが違い、どこに重点を置きたいかによって使い分ける必要があります。
まずはAs/Sinceから説明していきます。
As/Since
まず最初はAsとSinceからです。
AsとSinceはどちらも、「~ということで、~だから」といった意味を持ちますが、becauseと違うところは、
AsとSinceは理由の意味が弱く、一般的に相手がすでに知ってる理由を話すときに使います。
既に相手がわかっていることなので、AsやSinceに続く理由はbecauseほど重要なものではないことが多いです。
聞いている相手がその理由を既に理解しているときでも、一応言っておきたいときにAsやSinceは使われるんです。
ちなみに、As/Sinceは文章の始めに使われることが多く、As/Sinceに続く理由よりも、そのあとの文章に重点を置いていることが特徴です。
例: 1:As a big typhoons is coming, The shop is closed. 大きな台風が近づいているので、そのお店は閉まってます
2: Since it was Saturday, the store was closed. 土曜日だったため、店は閉まっていた。
この2つの例文、AsとSinceの後にきている理由は、聞き手が既に知っている程で話しているということになります。
つまり、1では、台風が近づいていることは、聞き手は既に知っており、そのためあるお店が閉まるということを新たに知るといったことになります。
2も同じく、土曜日だということは知っていて、そのため店が閉まっているということを言いたいために、Sinceで理由としてつけているといった感じです。
どちらも理由はそんなに重要ではなく、後にくる内容を言いたいために理由を言うということです。
AsとSinceの違いって?
AsとSinceはどちらも聞き手が既にわかっている情報を、それでも理由として話すときに使われるものですが、
このAsとSinceにもちょっとした違いがあります。
それは、まずAsはSinceよりもフォーマルな表現で、アメリカなどでは、Sinceのほうが使われることが多いです。
Asは文章のなかでよく使われたりします。
AsやSinceよりもカジュアルに使える表現
AsやSinceは、比較的フォーマルな表現なので、
もっと口語的、カジュアルに言いたいときは代わりにSoを使います。soも~だから、~なのでといった意味があります。
soのあとには結果を表す内容がきます。
先程のAsとSinceを使った例文を
1:As a big typhoons is coming, The shop is closed. 大きな台風が近づいているので、そのお店は閉まってます
2: Since it was Saturday, the store was closed. 土曜日だったため、店は閉まっていた。
Soに置き換えてみると、それぞれ
1 A big typhoon is coming, so the shop is closed. 大きな台風が近づいているので、そのお店は閉まっています。
2 It was Saturday, so the store was closed. 土曜日だったので、そのお店は閉まってました。
になります。
話すときには、このsoを使って会話することが多いです!
Because
次はbecauseです。becauseは、なぜかというと、なぜならばといった意味があります。
SinceとAsもそういった意味がありますが、これらと違うのは、
becauseは聞き手が理由として話す内容を把握していないときに、このbecauseを使います。
つまり、聞き手にとってはbecauseの後に続く文章は初めて聞くものであり、AsやSinceの後に続く理由よりも、重要な意味を持ちます。
つまり、主節よりも理由に重点を置きたいときに、becauseが使われます。
例: 1I’m so sad becaue I broke up with my boyfriend yesterday. 彼氏と昨日別れたからとても悲しいよ。
2 I bought a new bag because I got promoted. 昇進したので、新しいバッグを買ったよ。
becauseの例をあげましたが、どちらもbecauseの後の情報は聞き手が初めて聞く新情報で、主節よりも理由、becauseの方に重点を置いています。
つまり、1では聞き手は話し手が昨日彼と別れたことを初めて聞くことになり、2では話し手が昇進したことを初めて耳にすることになります。
ちなみに、Why~?に対する返しは、SInceやAsは使うことができず、必ずbecauseを使って返答します。
例:A Why are you so tired? 何でそんなに疲れてるの?
B Because I was studying English all day long. だって一日中英語の勉強してたんだもん。
このbecauseですが、カジュアルに使いたい時、つまり日常生活で友達同士で、またメールなどでスラング的に使いたいときにはcuzと使うことがよくあります。
I feel blue cuz I broke up with my girlfriend. 彼女と別れたから憂鬱だよ。
As Since Because を比較して違いを見てみよう!
As/SinceとBecauseの違いを紹介してきましたが、違いは理解できたでしょうか?
次は、As/SinceとBecauseを使ってそれぞれ文章を比較してみましょう。
1 I have to leave home soon because the exam begins at 11:00. すぐ家を出なきゃ。なざならテストが11時に始まるから。
2 Since the exam begins at 11:00, I have to leave home soon. テストが11時に始まるから、すぐ家を出なきゃいけない。
この違いは上でも説明したように、1では「テストが11時に始まる」といったことが重要視されていて、2では「早く家を出なきゃいけない」といったことに重点を置いています。
つまり、becauseは理由に、Since/Asは理由はさほど重要ではなく、どちらかというと主節に重点を置いていることが多いです。
まとめ
いかがでしたか?
As/SinceとBecause,どちらも理由を説明するときに使われますが、それぞれニュアンスが違ってくるので、それぞれ気をつけて使うと、より正しく英語を使えるようになりますよ!
As/Since→理由は旧情報で、すでに聞き手がその理由を知っていてそれほど重要ではない。
Because→理由は新情報で、聞き手が初めて聞くことで、その理由が重要視される
といった違いを理解して、それぞれ使ってみてください!
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