みなさん、こんにちはこんばんは!Rinです。
最近ファクトフルネスという本を読んでいるのですが、色々と面白い箇所があるので、それらを皆さんに紹介できたらと思い、今この記事を書いています。
今回、紹介するのは私達が自然にしている、先進国と途上国を分断する、という考え方です。
今この記事を書いている私もそうですし、この記事を読んでくださっている皆さんも先進国に住んでいることと思いますが、皆さんは今「途上国で貧しい生活をしている人は何%いるのか」「高所得、中所得、低所得、どれが国のなかで多いか」すぐにわかりますか?
今回の記事を読んでいただければ、そういったことが理解できるかと思います!
【先進国と途上国で分ける考えは古い?】世界は分断されていない?
途上国や先進国という言葉を使う時に私達の頭の中にあるのは貧しい国と豊かな国と定義づけられていると思います。その他に、西洋諸国とその他の国々、北国と南国、低所得と高所得、という言葉も使われています
1965年の世界では、 データによるとほとんどの国が、途上国と先進国のどちらかの枠に収まっています。
二つの枠の間には明らかな分断があって、その隙間にはキューバ、アイルランド、シンガポールを含む小国15カ国のみ、
つまり世界人口の2%しかいません。
途上国の枠内にはインドと中国を含む125カ国があり、これらの国の女性は子供を平均5人以上、命を落とす子供も多かったのです。
乳幼児の生存率は最も高い国でも95%に満たないという結果があります。
一方先進国の枠内にあるのは、アメリカとヨーロッパのほとんどの国を含む44カ国。
こちらの国女性一人当たりの子供の数は3.5人以下で、乳幼児の生存率は最も低い国でも90%超えます。
この1965年の世界では、私たちは世界を二つの枠で分けることができその合間には分断がありました。
実際に私もこの本を読むまで、今になっても先進国と途上国で世界ははっきりと分断されていると思っていました!
ですがそういった考えは違うのだとこの本を読んで気づかされました^^;
実際に、世界は変わっていることに気づかされます。
1965年から数十年経った2017年では、少人数の家族が当たり前になって、インドや中国を含むほとんどの国で、命を落とす子供の数は激減しています。
ほとんどの国は出生率は低く生存率が高いことを示し、先進国に向かっている途中か、既に到達済みの国が多いです。
世界の全人口の85%は先進国と名付けられた枠の中に入っていて、残りの15%のほとんどは二つの枠の間にあります。
未だに途上国と名付けられた枠内にいるのは、全人口の6%、たった13カ国だけだということです。
これには私も驚かされました。
これだけ世界が変わってきているのに、少なくとも西洋諸国においては、世間の見方は変わっていないということです。
私たちの頭の中にあるその他の国々、つまり途上国におけるイメージはとっくの昔に時代遅れになっているということなんですね
今や世界のほとんどの人は中間に入るということになります。
西洋諸国とその他の国々、先進国と途上国、豊かな国と貧しい国、の間にあった分断はもはや存在していません。
だからありもしない分析を強調することはやめるべきだとこの本は教えてくれます 。
実際、現在低所得国に暮らす女子の60%が初等教育を修了すると言われています。
20パーセント以下の女子しか小学校を卒業しない国というのは世界でも稀です。
アフガニスタン、南スーダンなどがそうですが、そういう国に住む女子は世界で2%以下しかいないと言われています。
また低所得国の平均寿命は62歳で、多くの人は食べ物に困ることはないですし、ある程度安全な水道水を飲むことができ、多くの子供はワクチンを接種できるし、多くの女の子は小学校を卒業すると言われています。
「世界の人口の何パーセントが低所得国に住んでると思いますか?」という質問で最も多かった答えは50%以上で、平均回答は59%だったと書いてありますが、
正しい答えは9%らしいです!
低所得国に住んでいる人は世界の人口のたった9%しかいないということです。
実際に低所得国の人はいろいろな面で、苦しい暮らしをしているかもしれませんが、地球上で最も過酷な国といわれているアフガニスタン、ソマリア、中央アフリカ共和国ほどひどくはないので、ほとんどの人が想像するほど低所得国の暮らしは苦しくありませんし、人口も多くはありません。
世界が分断されていて多くの人がみじめで困窮した生活を送ってるというのは幻ということです・・・。
私自身もこのファクトフルネスを読むまでは、低所得国に住んでいる人は50%以上いるのかと思っていました。
9%と聞いてそこまで少なくなったのかと驚いています!^^;
また大半の人は、低所得でも高所得でもなく、中所得の国に暮らしていると言われています。その中所得の国は人類の75%が暮らしています。
中所得の国と高所得の国を合わせると、人類の91%になります。
そのほとんどはグローバル市場に取り込まれ、徐々に満足いく暮らしができるようになっているんですね。
参考文献:
まとめ
いかがでしたか?
今でももちろん貧困な国はありますが、私達が思っている以上に貧困問題は改善されていることに気づくことができたのではと思います。
先進国、途上国、わたしたちとあの人達と簡単に分断して物事をみるのではなく、注意深く観察することが大事なんだなと、今回ファクトフルネスを読んで気付かされました!
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