みなさん、こんにちはこんばんは!Rinです。
今回は久しぶりに心理学の記事になります(*^_^*)
今回紹介するのはゲインロス効果といったものです。名前は聞いたことない方がいるかもしれませんが、内容を意外と知っている方はいるかもしれませんよ!
【ギャップが重要!?】ゲインロス効果とはなに?
今回はゲインロス効果とはなにか、ゲインロス効果の実験、そしてこの効果を実際に使うにはどうしたらいいか紹介していきます。
まずはゲインロス効果とはなにかについて説明していきますね!
ゲインロス効果ってなに?
ゲインロス効果とはなにかというと、人の心理状況でプラスとマイナスの変化が大きいほど相手の心理に影響を与える度合いが大きくなる効果のことをいいます。
周囲に与えていた印象をポジティブ、又はネガティブに裏切ることでそこでギャップが生まれて、そのギャップが大きければ大きいほど相手に対して強い印象を与えることができるということです。
つまりタイトルにも書いたとおり、ギャップが重要!ということです。
ゲインロス効果のゲインはプラスの印象を表して、ロスはその反対のマイナスの印象を指しています。
ゲイン効果とはつまり他人に与えていた印象をポジティブに裏切ることで評価がプラスになるというもので、ロス効果は他人に与えている印象をネガティブに裏切ることで評価がマイナスになるというものです。
ギャップが大きければ大きいほどゲイン効果もロス効果も評価が大きく上がったり下がったりします。
ロス効果で例えば例を見てみると、ちょっと前芸人の渡部さんが不倫をしたニュースが取り上げられていましたが、この場合は好感度が比較的高い芸能人が不倫をしていたらとてつもなく批判がくるというゲインロス効果のロス効果になります^^;
この場合は元々の印象が比較的良かっただけに、悪いところが見つかってしまったので周囲はそのギャップにがっかりしてしまったということです。
ゲインロス効果の実験
ゲインロス効果にはある実験があるのですが、そのなかでも有名なのが、アメリカの心理学者のエリオット・アロンソンとダーウィン・リンダーが行った研究です。この実験
では被験者の女子学生はサクラで用意された男子学生と面談を行って次の4種類のパターンで評価をうけました。
その4つの評価というのが、
1 最初から最後まで高評価
2 最初から最後まで低評価
3 前半は高評価だけど後半は低評価
4 前半は低評価だけど後半は高評価
面談後に男子学生に対する印象や高感度を調査したところ、
前半は低評価、後半は高評価といったパターンで評価をうけた女子学生は他の3つのパターンで評価を受けた女性学生よりも、男子学生に退治て好印象を持っていたことがわかったんです。
この場合、ゲイン効果が起こっており、最初は悪い印象だったのが良い印象へ転換されており、そういったギャップによって他の3つのパターンの被験者よりも男子学生に対して好印象を抱いたといったことが考えられます。
Gain and loss of esteem as determinants of interpersonal attractiveness - ScienceDirect
恋愛の場面で使えるゲインロス効果!
こういったゲインロス効果は恋愛の場面でも使えます。
よく漫画などであるのは、体格がずっしりしていて顔が怖くて・・・といった人が実は小さな子どもが大好きといったことなどがあれば、そこにゲインロス効果が生まれ人は好印象をいだきやすくなります。
他にも例をあげると、
無口な人と思っていた人が実際に話してみると面白い人だった
チャラそうで軽そうにみえた人が実は、真面目で勉強熱心な人だった
などです。
女性などで男性にギャップを見せつけたい!という人は、普段もしボーイッシュな格好をして男性にそれを見せているのであれば、その男性と会う時にあえて可愛らしいスカートをはいてみる
自分の印象が今どきで派手め・・・という人は、家事料理が得意でといった印象を与えると相手に好印象を与えることができるんです。
また恋愛面で特に使えるのは印象や評価を最初に下げて途中で大きなギャップを見せるといったことです。
こんなふうに上手にギャップを見せることが大事です。もちろん好印象に見てもらいたいならロス効果のほうではなくゲイン効果のほうでですよ!
ゲインロス効果を実際に使って他人からの評価を上げるコツ
こういった恋愛にも使えるゲインロス効果ですが、実際に使って他人からの評価を上げるいくつかのコツがあるので、それを見ていきましょう。
1 相手が自分に対してどんな印象を持っているか考える
ゲインロス効果を使う際には、まず最初に相手が自分に対してどういった印象を持っているのかを考える必要があります。理由として、相手が自分に対して持っている印象を把握しておかないと、どういったゲインロス効果を使わないといけないかわからないからです。
ですが、実際には自分の印象といったものを自分自身で把握するのって難しいと思います。
そこで、周りの友達などに初めて会った時の自分への印象について聞いてみるのもいいと思います。
いくつか聞いてみると同じ意見が出てくると思います。そういった同じ意見の印象が自分が実際に持たれている印象となります。
例えば最初の印象が大人しそう、物静かそうといったイメージを持たれていたとします。そこで、あえてユーモアを言ってみたり、ニコニコ笑ってみたりすることでギャップを出すことができます。
2 笑顔、気配りを絶やさない
自分に対してなにかとコンプレックスを抱いていたり容姿に自信がないという人は笑顔、気配りを絶やさないようにしましょう。
基本的に恋愛では容姿端麗な人のほうがモテる傾向にあります。ですが、それだけで「私は綺麗、カッコよくないからだめだ」と思ってしまうのはまだ早いです。
というのもきれいな人、カッコいい人に最初に負ける、マイナス要素を相手に与えることはその後の行動、つまり笑顔、ニコニコしたり気配りをしてみたりといった行動によってはそのギャップによって好印象を持たれやすくなります。つまりそこでゲインロス効果が働いているんですね。
人は笑顔な人、気配りをしている人にはどうしても好印象を抱きやすいものです。そういったことを心がけて生活していると自然と人から好印象を抱かれ好かれやすくなります。
3 外見の印象を変えてみる
ゲインロス効果は実は内面のものだけではなく、外見にも使うことができます。恋愛の場面で使えるゲインロス効果でも話したとおり、気になる人と2人で会うときなどはちょっとイメチェンして会ってみるのも良いでしょう。
職場などできっちりとした服装をしている人が、男性だったらカジュアルで、女性だったらフェミニンな格好をしてみると、そのギャップに惹かれるといったことが起こります。
4 自分の評価や印象を故意に下げてみる
周囲に与える自分に印象や評価などをあえて下げておくといったテクニックもあります。例えば、経済的に豊かな人はあえて豪華な時計などを身に着けないようにしてみる、頭が良い人はあえてそういった知識をひけらかさないようにするなどです。
謙虚とでもいえばいいのでしょうか?そういったひけらかさない行動をとっていると、好印象を持たれやすくなります。
ゲインロス効果を使う時に注意すべきこと!
ゲインロス効果は色々な場面で使うことができますが、使う際に注意するべき点もあります。
1 プラスとマイナスの幅は大きくしないこと
ゲインロス効果を使う時にギャップを大きくしすぎないようにしましょう。ギャップが明らかに大きすぎると「なんだかわざとらしいなあ・・・。」といった印象を持たれてしまいます。
内面も外見も普段の自分とかけ離れたことばっかりするとインパクトが大きすぎて逆に引かれてしまうといったことが起こりえます。
2 マイナスの印象を見せるのは最初だけにしよう
ゲインロス効果を使う際には、マイナスの印象を見せるのは最初だけにしておきましょう。
というのもあえてギャップの良い印象を見せた後にマイナスの印象をまた見せつけるのは気分屋と思われたり、情緒が不安定な人だと思われがちです。
マイナスの面を最初に見せた後にプラスの面を見せたら、その後はマイナスの面を見せないようにしたほうがいいです。
まとめ
いかがでしたか?(*^_^*)
久しぶりに心理学の記事を書いてみました!
個人的に心理学はアメリカのカレッジで少し学んだのと後は本や参考書などを読んで独学で得た知識なのですが、その知識を自分だけではなく、みなさんにも紹介したぜひ使ってもらいたいと思い、心理学関連の記事も投稿しています。
もし、この記事が少しでもためになった!と思っていただけたら嬉しいです!
ギャップを巧みに使って好印象を持たれるように、実際に使ってみてください!
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